ビタミンD:驚きの健康効果

ビタミンDは日光浴により皮膚で合成され、体内を循環し全身の細胞で生理機能を発揮するので、ホルモンと言う方が正確かもしれません。ビタミンD受容体は細胞核にも存在し、細胞の増殖、分化にも関与しています。ですから、ビタミンDの欠乏は、カルシウム代謝だけでなく、感染症、自己免疫疾患、がん、循環器疾患、認知機能など多くの疾患と関連します。当院でビタミンD血中濃度を調べたところ、多くの人が欠乏状態(<20ng/ml)にあることが分かりました。日光浴だけでは十分ではなく、外因性のビタミンDは不可欠です。現実にはサケやイワシなどから十分に摂取するのは難しく、サプリメント(D3)が必要な方がほとんどです。D3の補充はインフルエンザワクチンより有効です。詳しくはフェイスブック・ノート「ビタミンD:驚きの健康効果」をご覧ください。