ビタミンD足りてますか?

現代社会では、外で生活する時間が減り、世界中でビタミンD欠乏状態が一般化しています。以前より、インフルエンザなどの季節性ウイルス感染症の流行は、ビタミンD乏との関連が示されていました。新型コロナウイルス感染症でも、重症例や死亡例ではビタミンD欠乏例が大半を占め、軽症例ではビタミンD正常例がほとんどであることが分かりました。
ビタミンDは、1)肺の上皮細胞を強化し、肺への免疫細胞の侵入を予防し、2)免疫系の調節により、炎症性サイトカインを減らし、3)カテリシジンの様な抗微生物ペプチドにより、ウイルスを不活化することにより、呼吸器感染症のリスクを減らします。
また、ビタミンDアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を増やし、レニンの分泌を抑制することによりアンジオテンシンIIによる炎症誘発活性を減らし、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)などの重症化を防ぎます。
急性ウイルス性感染症の予防のためには40ng/ml以上のビタミンDが必要ですが、このレベルに達している人はごくわずかしか居りません。
2020年7月現在、世界でおよそ1500万人が新型コロナウイルスに感染し、60万人が死亡する事態へと発展しております。ビタミンD欠乏が新型コロナウイルス感染症のリスクを高めることは間違いありません。老人に限らず全ての人が、日光浴をするか、それができないなら、安価なビタミンD3サプリを摂取して、ビタミンD欠乏を一刻も早く是正することが望ましいと思われます。

詳しくはFBノート「ビタミンDと新型コロナ感染症」をご覧ください。

https://www.muramo10.com/

f:id:muramo10:20200723193630j:plain




#ビタミンD #新型コロナウイルス感染症 #COVID-19 #サイトカイン #カテリシジン #レニン #アンジオテンシン #ARDS