もっと外に出よう!日光浴をしよう!

ミトコンドリアでATPの副産物として生じる活性酸素種(ROS)はミトコンドリア機能を障害し、パーキンソン病、心筋症、糖尿病、がんなど多くの疾患の原因となる。ミトコンドリアは好気性細菌の酸素呼吸能力と共に、強力な抗酸化物質であるメラトニンの産生能力も受け継ぎ、それはミトコンドリア機能の保全に役立っている。
太陽光の近赤外線(NIR)はミトコンドリアの発色団に吸収されメラトニンの生合成を促進する。NIRは紫外線と比べ波長が長いため、体のより奥深くまで貫通し、皮膚だけでなく皮下組織にも届く。NIRは目には見えないが熱として感じることが出来る。
驚くことに、夜間に暗闇において松果体で産生されるメラトニンは全体の5%でしかなく、太陽光の下ミトコンドリア内で産生されるメラトニンが95%を占めるのである。 
ミトコンドリア機能を最適化するために、定期的な日光浴によりNIRを吸収する必要がある。緑色植物や木は赤外線を反射するので、直射日光を浴びない森林浴でもNIRを吸収する事は可能である。また、NIRは軽装な服を貫通するので、肌を出す必要もない。
日中の日光浴と夜の暗闇により、ミトコンドリアが昼も夜もメラトニンに満たされ、酸化ストレスを減らし、ミトコンドリア機能を維持することが出来る。
詳しくはFB特集「メラトニンミトコンドリア」をご覧ください。