肉食は人類本来のダイエットである

ウインドウズのソフトがマックで使えないのはオペレーティング・システムが異なるからである。同じように、植物と動物では生化学系が全く異なり、植物特有の成分を人間が直接利用することはない。一方、動物は生化学がほぼ同じなので問題なく利用可能である。
スーパーフードとして名高いブロッコリーのスルフォラファンも、ブドウのポリフェノールレスベラトロール)も、基本的には植物が捕食者から身を守るために合成した化学兵器である。私たちはスルフォラファンもレスベラトロールも異物と認識し、数時間以内に肝臓で解毒して排出する。実際、数多くの介入試験で、野菜や果物に炎症、酸化ストレス、DNA傷害に対する予防効果を認めていない。さらに、植物にはレクチン、オキサレートという有害物質が含まれ、私たちの健康に悪影響を与える。
一方、動物食には毒がなく、植物食と比べ栄養価も高い。クレアチン、コリン、カルニチンカルノシンタウリン、ビタミンB群(特にB12)、ビタミンA、ビタミンK2、EPADHAなどは動物食にしか認めない。
進化を通して人類は動物を好んで食べ、植物は獲物が少なく飢餓状態の時にだけ食べたと思われる。肉だけでなく、肝臓や腎臓などの臓器肉、皮膚、腱、軟骨、骨などの結合組織も加えた肉食ダイエットは人類本来のダイエットである。