鼻先から尻尾まで食べよう!

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卵や肉などの動物タンパク質の過剰摂取により癌が増え寿命が短くなると言われています。カロリー制限や総タンパク質量の制限により、インスリン様成長因子(IGF-1)が減り、癌が減り寿命が長くすることが判明しました。最近になり、メチオニンの制限でも同様な効果が得られることが分かり、さらに、グリシンの補充によりメチオニンのバランスを取ることでも同様の効果が得られることが分かりました。
狩猟採集民族であった先祖は動物の「鼻先から尻尾まで」残すところなく食べました。卵や肉だけだとメチオニンが過剰となり、ホモシステインが上昇し、心筋梗塞認知症、癌、骨粗鬆症などの慢性疾患のリスクが増加してしまいます。コラーゲンが豊富な皮膚、骨、軟骨、腱などを食べることでグリシンの摂取量が増えて、メチオニングリシンバランスを取ることができます。また、葉酸、ビタミンB6、B12、コリンなどが豊富な臓器肉(特に肝臓)を食べることで、ホモシステインのリサイクルが進みます。
「鼻先から尻尾」まで食べることは、バランスよく十分な栄養素を摂るための先祖の知恵でした。骨に含まれる栄養素を簡単に摂るのに最適なのがボーンブロスです。弱火でじっくりと煮込むことで、コラーゲン(ゼラチン)やミネラルを十分に摂取することができます。卵と肉だけでなく、ボーンブロスと肝臓(週100g程度)を加えたら、より安全に肉食ダイエットを続けることができます。さらに冷水魚や魚卵も食べたなら、DHAEPAの不足の心配もなくなります。
詳しくはFBノート「高タンパク質食で腎臓病や癌にならないか?」をご覧ください。