むらもと循環器内科


診療科目: 内科 ・ 循環器内科 ・ 糖尿病 ・ 肥満症

診療時間: 月・火・木・金  午前9:00-12:30、 午後1:30-5:00
        水・土  午前9:00-12:30
休  診: 日曜・祝祭日
住  所: 〒004-0052 札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9−15
       新さっぽろ中央メディカルビル3F
電  話: 011-802-1000  
F A X : 011-802-1020




診療案内
循環器疾患全般、糖尿病、肥満症の治療を主体に診療しております。
皆様の悩みにしっかりと耳を傾けて、最善の治療ができるよう心掛けてまいります。
循環器疾患のみならず内科疾患全般に渡り、お気軽にご相談ください。

当院の患者様の心臓救急は札幌心臓血管クリニックにバックアップしていただいております。

循環器疾患: 高血圧、狭心症心筋梗塞不整脈、心筋症、弁膜症、心不全、閉塞性動脈硬化症、深部静脈血栓症など
生活習慣病: 糖尿病、高脂血症痛風、肥満など
睡眠障害: 不眠症、睡眠無呼吸症候群 など
各種感染症: かぜ、インフルエンザ、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、帯状疱疹蜂窩織炎など
呼吸器疾患: 気管支喘息肺気腫、呼吸不全など  
消化器疾患: おう吐、下痢、便秘、食道炎、胃炎、胃潰瘍腸炎など (胃・大腸カメラ検査は専門施設にお願いしています。)
内分泌疾患: 甲状腺機能亢進症・低下症など
アレルギー性疾患: 花粉症、じんま疹など
その他: 貧血、めまい、骨粗しょう症など

検査
心電図検査、ホルター心電図検査
X線検査(胸部写真・腹部写真、骨塩定量検査(DIP法)
CT検査(脳、胸部、腹部) (隣接する新札幌循環器病院のCTを共同使用、単純CTのみ可能)
心エコー検査、頸動脈エコー検査、甲状腺エコー検査、腹部エコー検査、下肢静脈エコー検査
呼吸機能検査、CAVI・ABI検査、簡易睡眠無呼吸検査、SPO2モニター、カルジオスコープ
一般血液検査(外注)、迅速検査(血糖、HbA1c、PT-INR、TropT、ラピチェック、インフルエンザ、尿など)
聴力検査、視力検査、色盲検査

予防接種
インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン

文書料
一般診断書(当院書式) 2,160円
健康診断書       3,240円〜
特定疾患診断書     5,400円
各種免許申請診断書   5,400円
(麻薬・アルコール中毒含む)
裁判用等複雑な診断書・意見書 5,400円〜
(生命保険等複雑なものを含む)
市町村職員健康診査用診断書 8,640円
身体障害者診断書    8,640円
年金受給診断書     8,640円
通院証明書(自動車税免除)1,080円
納税申告時の金銭に関する証明書 1,080円

提携医療機関  
近隣の医療機関札幌心臓血管クリニック

略歴
院長名  村元 信之介
院長略歴   1988年 北海道大学医学卒業、北大循環器内科入局
       1994年〜1996年 市立札幌病院救急医療部
       1998年〜1999年 旭川市立病院循環器内科
       1999年〜2002年 函館市立病院循環器内科
       2004年〜2012年 新札幌循環器病院
学会     日本内科学会
       日本循環器学会
医師に関する事項  日本内科学会認定医
          日本循環器学会専門医
医学博士号


理念
患者さまの苦悩にしっかりと耳を傾け、その解決のお手伝いに全力を注ぎます。

方針
1.人間の尊厳を尊重し、優しく暖かい心で医療に従事いたします。
2.最新の知識に基づいた最新の医療を提供します。
3.循環器専門医と内科家庭医を両立させ、たよりになるかかりつけ医を目指します。
4.各種医療機関との連携を密にし、患者様に安心を提供いたします。
5.あらゆる医学的情報を開示し、わかりやすくお伝えします。
6.医療人としての高い倫理観を規範とし医療に従事いたします。


ご挨拶

平成24年9月1日、新札幌で、むらもと循環器内科を開業しました。北大の循環器内科に入局してから20数年、道内の基幹病院にて循環器科専門医として働いて参りましたが、心身共に限界を感じ、開業医として新たな臨床人生を踏み出すことにしました。これまで、疾患にばかり目が行き、患者の苦悩を理解しようとする姿勢に欠けていたことを反省し、『患者の話を聴くこと』から始めました。また、循環器科以外の疾患を診る機会が増え、改めて医学の勉強をしているうちに、現状の臨床医療の欠陥に気づいたのです。臓器疾患別に、症状から診断し治療する現状の医療では、現代病の大半を占める慢性疾患を治療することは不可能であるということです。ガイドラインに示された処方をしたところで、逆症療法でしかないので、症状が軽減しても、慢性疾患が治ることは絶対にありません。病気の根本原因を見出して除去しない限り、慢性疾患が治ることはないのです。20数年、信じて疑うことすらなかった医療の概念がもろくも崩壊した瞬間でした。それを実践する機能的医学の存在を知ってから、臨床姿勢が大きく変化しました。まだまだ知識不足ではありますが、勉強を積み重ね、より有効な診療ができるよう努力して参ります。

平成26年6月から、高雄病院の江部康二先生が提唱される糖質制限食による糖尿病と肥満症の治療を始めました。また、間欠的断食療法もすすめています。また、脂質異常症に対しても、できるだけ薬を使わない治療を心がけています。
平成27年6月から、椎貝クリニックの椎貝達夫先生が提唱されるCKD保存療法を始めました。一人でも多くのCKD患者の腎機能の悪化を防ぎ、生涯の透析回避を目指します。
平成28年3月から、栄養療法を基礎とし、できるだけ薬物に頼らない治療を始めました。特に慢性疾患の治療に当たっては、機能性医学(ファンクショナル・メディスン)により、一人一人に最適な治療を目指しております。
平成29年5月から、骨粗鬆症の治療にBP製剤の使用を中止しました。ビタミンD、ビタミンK2、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素の補充と運動療法で、薬害のない治療に取り組んでいます。
平成29年7月から、ストレスを低らし、心身ともにより健康な生活が送ることができるように、マインドフルネス瞑想法を全ての患者にすすめています。
平成29年9月から、薬を使わない胃食道逆流症の治療をすすめています。PPIとH2ブロッカーの長期服用の危険性を啓蒙して参ります。
平成30年4月から、Jason Fungの2型糖尿病の治療指針を取り入れました。
平成30年5月、改めて、コレステロール仮説について解説し、現状のコレステロール治療の問題を提起しました。

待合室には、糖質制限脂質異常症、CKD、睡眠障害、腸内細菌、栄養療法、めまい、アロマテラピーなどの本を沢山揃えました。患者さんに自ら学んでいただければ幸いです。本の貸し出しもしております。

HbA1c、PT-INRなどの迅速診断機器、心電図、CAVI/ABI、エコー、X線装置(骨密度測定も可)、ホルター、心電図、簡易型睡眠無呼吸検査機器、スパイロメトリー、聴力測定器など豊富な医療機器を備えました。 検査結果を全て電子カルテダイナミクス)と画像管理ソフト(RS_base)に直結することでペーパーレス化を実現し、診察室の大画面モニターで検査結果をいち早く説明できる診療体制を実現しました。

明るく居心地のいい空間をイメージして、クリニックの内装は白基調でまとめました。観葉植物とアートフラワーのディスプレイも楽しんでいただけたら嬉しいです。待合室のBGMには私が選曲した大好きなジャズを流しております。皆様にも楽しんでいただけることを願っております。
スタッフ一丸となり、心のかよった質の高い医療を提供し、明るく笑顔の絶えないクリニックを目指します。

***
平成25年3月に、コウノメソッドを学んで始めた認知症外来も丸5年が経ちました。 昨年9月にブレデセン博士の「アルツハイマーの終焉」という本を読み、 認知症の治療にパラダイムシフトが起きたと感銘を受け、すぐに外来治療に取り入れました。しかし、現実には、患者と家族は保険診療の枠を超える治療を求めてはいないこと、栄養・生活スタイルの改善ではなく薬物治療を求めていることを知りました。私が良かれと思った提案も、患者と家族の要求を満たさないものであるならば、ただの押し付けでしかありません。かといって、効果があると思えない中核薬を中心とした治療に戻ることも道義的にできません。色々悩んだ結果、認知症外来は閉鎖することにしました。通院中の患者は引き続き診療いたしますが、今後新患は受付ません。(2018.5.16)

***
慢性疾患の根本原因を考えて治療する習慣がようやく身に付きつつあります。まだまだ知識が足らず十分ではないけれど、薬を処方することが治療ではないとする意識革命に自身が一番驚いています。2年前にオルソモレキュラー・メディスンという本を読んでから、Amazonで最新の医学情報を簡単に得られることを知り、以来、英語の勉強を兼ね、機能性医学の勉強に勤しんでいます。保険診療の壁もありますが、できるだけ機能性医学に沿った診療を施せるように努力して参ります。(2018.1.4)

***
病気の多くが食べ物と何らかの関係があることは間違いありません。しかし、病気は薬を飲めば治るものと、医者も患者も考えており、食べ物を見直すことは一切ありません。また、そのほとんどが、カロリーは高くても栄養価が低い加工食品ばかりなのです。安全性が不明な添加物まみれの食べ物を、手間がかからず便利で美味しいという理由で、何の疑いもなく食べ続けています。私たちは、薬害には敏感ですが、加工食品の危険性には極めて鈍感なのです。さらに、糖質過多と食べ過ぎと言う問題も抱えています。一方、関連専門学会が出す治療ガイドラインの信用性にも疑問を持つようになりました。製薬会社がスポンサーをしている学会の治療ガイドラインが健全であるとはとても思えないからです。どんな薬にも必ず副作用があるわけですから、薬を必要最小限にするための努力は惜しんではいけません。自然のままで、栄養価が高い食べ物を、慎ましく摂取する習慣を身に着けたら、大半の病気は治るのではないでしょうか?『Food is Medicine』ヒポクラテスの格言がライフワークとなりました。薬をできるだけ使わずに健康を身に付ける医療を追求できたらと考えております。(2017.1.4)