インスリン抵抗性なんじゃない?

私たち成人のほとんどが、実はインスリン抵抗性です。インスリンの効きが悪くなることで、直接死ぬことはなくても、とても身近な、高血圧、糖尿病、高脂血症心筋梗塞逆流性食道炎、胆石、脂肪肝PCOS、ED、低テストステロン症、アルツハイマー病、パーキンソン病乳がん前立腺がんなどの慢性疾患を引き起こし、私たちを病み苦しめるのです。
加齢によるインスリン抵抗性は避けられませんが、食事、運動、睡眠、ストレス除去などのライフスタイルの改善で十分に回避することができます。
中でも、特に重要なのは食事で、炭水化物(糖質)を制限して、高インスリン血症を起こさないことです。より厳しい炭水化物の制限により、ケトーシスになると、炎症や酸化ストレスが軽減され、さらなる健康利益を得ることができます。
また、食事の時間を制限する、絶食や制限時間内摂食でも、インスリンの分泌を減らすことができます。
次に、どんな運動もインスリン抵抗性を改善します。座っている時間を中断して数分歩くだけでも効果はあります。できることから始めましょう。有酸素運動も筋トレもどちらも有効です。できるだけ強度の高い運動を心がけることが重要です。
健康に自信がある方でも、実はインスリン抵抗性となっており、慢性疾患発症の秒読み段階であるかもしれません。
インスリン抵抗性クイズ(・以前よりお腹周りに脂肪がついた・血圧が高い・心筋梗塞の家族歴がある・中性脂肪が高い・浮腫みやすい・黒色表皮腫かスキンタッグがある・インスリン抵抗性か2型糖尿病の家族歴がある・PCOSかEDがある)で、1つでも引っかかるようなら十分に注意が必要です。

詳しくは、FBノート「インスリン抵抗性」をご覧ください。

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むらもと循環器内科  
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